前回の「英語のプレゼンをうまく切り抜けるための英語フレーズ集」では、主にプレゼンで使える15の便利フレーズを紹介しましたが、その後も耳にした便利フレーズをまた紹介します。

With that, I will turn it over to today’s presenter, XX.
「ではXXさん、お願いします。」

先に趣旨などを話してから交代する時に。「With that,」は「そういうわけで、」「それでは」とユルくつなぐ時によく使います。短くて汎用的なので便利です。
似たような表現に「Having said that,」がありますが、こちらは「ということを踏まえて、」と前言を前提として新たに展開していきます。「With that,」は一度区切りをつけて終える点が異なります。

Let’s go ahead and get rolling.
「では早速、始めましょうか。」

「go ahead」だけでも「続ける」という意味になりますが、短すぎて楽しげな感じが出ません。

This is a 5x improvement.
「5倍の改善です。」

前回は「10x」をテネックスと発音すると紹介しましたが、人によるようです。この人は「x」をtimesと発音していました。

Thanks everyone for attending. Have a good day.
「ご参加、ありがとうございました。」

明白なので、attendingの後に「today’s meeting」などとつなげる必要はありません。最後の締めは「That’s all.」などと言ってしまう日本人が多いですが、挨拶も兼ねた「Have a good day.」で十分なんですね。

Have a good one.
「ありがとうございました。」

最後の挨拶。「Have a good day.」の変形です。20代の女性が言うのを耳にしました。朝、昼、夜、週末などに関係なく言えるので楽です。

My calendar is up to date.
「私の(Outlookの)スケジュールはいつも最新です。」

これもビジネスでは頻出、これ以上省略できないシンプルな表現です。「いつも」だからと「always」などと足すのは野暮なのでしょう。

Do you have a reception?
「(そのケータイは)圏内?」

「接続」や「アンテナ」ではなく「受信」と言うんですね。しかも名詞にしてHaveで表現されたので、思わず聞き返してしまいました。ちょっとした会話では、けっこう省略するようです。

I don’t have a better explanation though.
「そうとしか考えられない。」

そうだよね~と雑談で盛り上がっていた時に聞きました。ちょっとクールで、一度は使ってみたいフレーズです。

Can I get you something to drink?
「何か飲む?」

「give」ではなく「get」なのが印象的だったのでメモ。飛行機でよく聞きます。

Four o four.
「4ドル4セントになります。」

スターバックスで。「フォーフォー」などと変なことを言うので、最初は日本語をがんばって話し出したのかと思ってしまいました(汗)。404だと、厳密にはドルとセントの区切りが分からないですが、コーヒーなので常識的に考えれば分かる、ということでしょう。


以上、今回は自分がユタ州で実際に耳にした10のフレーズを紹介しました。

TOEIC対策をいくらがんばっても、プレゼンや英会話は上達しません。実際のシチュエーションに合わせたお決まりの表現を頭に入れておき、目の前で同じシチュエーションが発生したら、そのまま使うだけ。考えている暇は無いのです。