US日記19. バンクーバーでのノマドは
一時帰国して一週間経ちました。年末以来、2013年初の日本滞在でした。
お店がなくなったり、新しくできていたり、人も入れ替わったりという微妙な変化を楽しんでいます。
バンクーバーで1ヶ月ノマドを体験
一ヶ月カナダのバンクーバーでノマドしていました。緑が多くてきれいな町です。
山が近いので週末はスキーやサイクリングを楽しんでいました。
ユタと違って移民が多く、アジア系レストランが充実しているのはさすがです。
ダウンタウンは人が多いので、ずっといると疲れますが。
ノマドは仕事スタイルとしてはイマイチでした。時間帯がUSと同じなので電話会議やチャットでインタラクティブにコミュニケーションできる点は良いのですが、黙々と打ち込む作業が増え、チームの一体感や達成感を感じられない、緊張感がない、椅子やデスク、モニターなどの環境が悪く集中できない、ホテルのネットが遅い、などがデメリット。
後半はカナダのモバイルルータを買って図書館で仕事をするようにしていました。
デスクがカフェやホテルよりも広く、人がいるのに静か。電源があり、みんな熱心に勉強しているのでモチベーションを維持できます。
とはいえ、普通のオフィスは仕事には最高の環境だと再認識しました。
デスクは広く、椅子はアーロンチェア。マルチモニターで複数ウィンドウを同時閲覧でき、電源は豊富。トイレに行く時に私物を気にする必要もなし。気軽に打ち合わせでき、適度に静か。ドリンクもフリー。会社は環境に投資している、ということですね。
ダウンタウンは狭くて物価が高いので、次回は郊外のゆったりした所(ノースバンクーバー等)に住みたいところです。
1〜2ヶ月滞在するとなるとスーツケースに入る荷物だけでは何かと不便なので、飛行機ではなく車にモニタや調理器具、マウンテンバイクなどを詰め込んでドライブするのも検討中です。所要時間はなんと15時間。途中で1〜2回宿泊すれば不可能ではないでしょう。
USAの納税を体験
4月15日が締め切りのtax return(確定進行)も終えました。結局(会社が)連邦とユタ州に納税したのは約100万円。
300万などという見積もりをattorneyから聞いて焦り、滞在期間を1年の3分の1程度に抑えたので、納税額がその分減っています。単身赴任の場合独身と同じような扱いになり、扶養などの控除は一切受けていません。
しかも、日本での税金は普通にフルで払っています。US滞在期間中は完全に二重課税、家族が日本に残っているので生活費もほぼ2倍になっています。国を超えて行ったり来たりというのは、会社のサポート無しでは難しいスタイルです。
今年もeMetricsを取材
帰国前の1週間はサンフランシスコに滞在し、eMetricsに参加しました。
今回はMarkezineではなくWeb担当者Forumに寄稿予定です(1本のみ)。
全体の所管、トレンドなどは5/15の講演でお話します。
活動内容をシフト中
5月17日にUSに戻ります。
今日から5月6日まで連休なので、実質あと8営業日。
オープンな講演は5月15日のアクセス解析イニシアチブによるサミットでの最終セッションのみです。
最近は、セミナーや執筆よりも、組織がアナリティクスを活用できるようになるためのサポートに力を入れています。入門的な書籍、記事、セミナーはもう充実してきたので、私はUXとの融合やダッシュボードなどニッチな周辺エリアの開拓に絞り込みつつ、マネジメントを巻き込んだ組織的なサポートを提供することで、業界全体の進化と普及を加速させたいと思っています。
サンクトガーレン、イードに続く事例化の取り組みも何件か進行中。近いうちに就任のプレスリリースを出せるかもしれません。