GTMでGoogleアナリティクスのClient IDを取得する一番確実で楽な方法(2018年版)
GTM (Google Tag Manager) でGAのClient IDを取得する最新で確実な方法について。
今までの問題点
Cookieから取得する、Callbackで取得するなど、いろいろな方法がありましたが、新規訪問の最初の1ページ目で取得できない、無駄なイベントトラッキングが増える、GAのタグをそのままカスタムJavaScriptタグとして貼り付けるので タグマネUIの便利機能を使えない、などの 不便な点があり、イマイチな状況が続いていました。
2018年10月現在は、2017年にGA (analytics.js)に追加されたCustomTaskという機能を使うのが一番楽で確実です。
1. GA管理画面でカスタムディメンションを作る
Client IDを格納するカスタムディメンションをGAの管理画面で作成しておきます。範囲はユーザーで。
2. GTMのカスタムJavaScript変数を作る
カスタムJavaScript変数を作って以下のコードを入力します。
1 | function() { |
3. customTaskを追加する
GAのタグ(または使っている場合はGA設定の変数)で、「customTask」という名前のフィールドを作成し、値で前述の変数を指定します。
* フィールド名の名前は変更しないでください(頭のcは小文字、スペース無し)はい、これだけ。簡単ですねー。
とはいえ、公開前のテストをお忘れなく。
元ネタ:#GTMTips: Use customTask To Access Tracker Values In Google Tag Manager - Simo Ahava’s blog
2018年7月追記:GTMを使わない場合はGAタグのsend previewよりも上に以下のコードを追加します。
1 | ga('set', 'customTask', function(model) { |
さらに、アクセス時間(年月日+時分秒)も別のカスタムディメンションへ入れるのがオススメです。一人ひとりの行動データをAPIやGoogle Sheetsで抽出する際に役立ちます。
詳しくはこちら:GTMでGoogleアナリティクスのアクセス時間を計測しよう