US日記22. また通った意外な提案
アメリカに長期滞在すると二重課税になるので「時間帯がアメリカと同じカナダで仕事したい」というダメ元の提案が通った結果、2013年3月から国を超えた海外ノマドワーカーになりました。日本、カナダ、アメリカを3分の1ずつ行き来しています。
合理的な提案なのに「前例がないからダメ」「調整するから待って」などと拒絶するのはチキンのすること。意外なアイデアにでも耳を傾けて理解し受け入れる頭の柔らかさと、自分の責任で迅速な決断を下す行動力がないと周りからリスペクトを得られず、USの会社では生き残っていけない、ということなのでしょう。
そこで、また提案してみました。
「スキーリゾートのウィスラーで仕事したい」
バンクーバーから車で2時間で行ける小さなリゾートタウンです。冬はスキーやスノボで有名、夏はハイキングやマウンテンバイク、避暑地として人気ですが、冬ほど人は集まりません。
「お前は遊びにいくつもりかっ!」と一蹴されそうな提案ですが、実は合理的な根拠があります。
- 小さなタウンなのでレンタカーなしで生活できる(2,300ドルの節約)
- リゾートホテルは長期滞在に向いていて、大きな冷蔵庫やキッチンがついている
- スキーリゾートはシーズン以外は格安で、バンクーバーと同レベル
- 家具付きアパートは最低契約期間が1ヶ月、ホテルなら1日単位で借りられる(イベント参加のため途中で5日間だけ日本に戻るので600ドルの節約)
このように、デメリットなしで30万円近くの節約になります。
成果を出し続けているなら、世界のどこにいても同じ。
この提案を却下する方が会社にとってはダメージです。
予想通り、あっさりと通りました。
あとは自分次第
あとは自分次第ですね。これで効率が落ちたり成果が出なければ、自分の責任。レイオフされても文句言えません。
ユタ時間に合わせて朝の8時から夕方4時まで働き、その後は登山やマウンテンバイク、暗くなったら執筆、というストイックな(?)生活を楽しむつもりです。10月から11月中旬までの1ヶ月半のみです。
そろそろ海外ノマドはおしまい!
さて、書いたり話したりするネタはもう貯まったので、これを最後にそろそろ海外ノマド生活をやめようと思っています。やはりユタのオフィスで働くよりも効率が落ちます。何より、オフィスも無い町で一人で暮らして部屋で黙々と仕事するのはけっこうツラいんです。できれば避けたい、というのが本音。
来年は何するか検討スタート
来年は日本での滞在を半分以上に増やすか、それとも任務完了として帰国し、起業や転職など別の道を歩むか、検討を始めました。
9月末に交渉しに行くので、いろんな事実とデータを集めつつ、選択肢のメリットとデメリットについて整理しているところです。普通の生き方はつまらないので、また合理的でクリエイティブな提案をしたいと思っています。
できると分かっていることを繰り返すのは自分にとって時間のムダ。より大きな課題を求め、アグレッシブに提案と実践を繰り返して前に進むだけ。先が少し見えなくても問題なし。むしろ見えない方が得られることが多いです。