「パパは会社でパソコンばかりやって楽そうだw」

と10歳になった子どもがいつも言うので、講演資料を見せながら仕事内容を説明してみました。

アクセス解析SEO(検索エンジン対策)に関して説明した後、理解度を確かめるために質問したところ…

パパ:検索結果の上の方にないとクリックしないでしょ。
いつも何ページ目まで見てるの?

ふつうは5ページくらい。でもすごい探しているときは、20ページくらい見ることもある。

根気あるね… 子どもは時間があるからかも?

パパ:ってことは1ページ10コのリンクがあるから、200位以内にひょうじされないと、押されないってこと。こうやって(GRCを見せて)上がってるかどうか、グラフで確かめられるんだよ。
やっぱページ目の上の方にあったほうがよく見られて、クリックされて売れるでしょ。会社はもうからないとつぶれちゃうから。そういう仕事をしてるの。

正確にはアクセス解析が業務ですが、SEOとも密接に関わります。

すると、次々とこんなアドバイスをくれました。

大事なのは、詳しくわかりやすく書く。
検索するときって検索キーワードが出てる文章のとこが文字で題名の下に出てくるでしょ。一つの文章によく検索されるキーワードをたくさん書かないで、どんどん区切ってくわしく書く。ひとつのことで検索しても他のことも出ちゃうから。

文章にいろいろなキーワードを詰め込むと、SERPのサマリーが分かりにくくなるので、検索結果での表示を想定して意味が伝わるように書くべき、という意味のようです。何だ、よく分かってるじゃん。
キーワード密度やMeta Description云々という知識を超えて、なかなか核心をついています…。
検索エンジンの仕組みや歴史を知らなくても、ユーザー視点で考えれば子どもでも分かるシンプルな話なのかも?

更に続けて…

あと、短所までちゃんと伝える。じゃないとウソっぽい。
でも短所ばっかりでもだめ。短所は最大で20%ぐらい。魅力を伝えなきゃ。

パパ:そっかー

いつも思いがけない回答が返ってくるな…今度はパパの理解度が不安になったのか、もっと具体的に続けます。

たとえばー、ネットゲームはいろんなところで「無料」「無料」といってる。題名にも魅力をださないと。一番大事なところを題に入れる。探しているものを具体的に伝えないとがっくりする。うまい話には裏がある。いいことばかりだとあやしい。でも短所ばっかりでもだめ。短所は最大で20%ぐらい。

ウンウン、その通りだね。

「20%ぐらい」と定量的なあたりがIA的です。いや、気のせいかWebアナリストっぽくなってきたかも?

なかなか深いので、次はお気に入りiPhoneアプリの感想文を書いてもらいました。