5歳のディレクトリ構造化手法
自宅のWindowsパソコンには、3歳の頃から子ども専用のユーザーを作成してあります。
お気に入りやマイドキュメント、デスクトップにどんどんファイルが増えるので、独立して管理するためです。
5歳くらいから、ペイントで絵を描いたり、Wordにゲームの攻略やメモを書くようになったので、ファイルやフォルダ構成も大切な記録・資産として管理したいという親バカ発想を思いつきました。
そこで、ファイルはDropboxでバージョン管理・共有し、年ごとにフォルダを分けています。
どんなファイルをどう管理しているのか、インフォメーションアーキテクトJr.によるドキュメント管理の概念と手法を拝見してみましょう。
コンテクストに合ったルートディレクトリ
既存コンテンツをベースとしたボトムアップ型分類体系ですね。
親がフォルダ分類を手伝ってあげたのか、自分で整理したのかは覚えていませんが、この分類体系で子どもが日々のコンテンツ管理を運用していたのは確かです。
おりがみ:
印刷された昆虫の折り紙をパパがスキャンしてあげました。
こうせき:
きれいな鉱石が好きで、自分でGoogle検索しては画像を収集していました。
漢字は書けなくても変換できるので、Google検索も不自由ありません。こどもはモノを集めるのが好きですが、画像も集める対象になるんですね。
ぬりえポケモン:
サイトからダウンロードした塗り絵のPDFファイルです。この頃パパはプリント係でした。
ポケモンだいすきクラブ:
夏休みに毎年公開されるコンテンツ「ポケモンだいすきクラブ」関連のメモなど。
パスワードが書かれたメールをファイル保存するとは、なかなかの技術力です。
1.pdfはWebページをPDF化したファイルです。永続的な存在が保証されないWebの世界では、正しい選択と言えるでしょう。
フォルダの中に「文書1ほほ」という謎のWordドキュメントを発見。中には大好きなポッチャマの画像だけがポツンと貼られています。
単体の画像ファイルではなくドキュメントに貼りつけて保存したのは、Webページの構成要素である画像が単独でファイルとして存在できるという概念をまだ知らないからでしょう。うまく貼りつけられて「ほほっ。」と気持ちを表現したのか、適当にキーを叩いたのか、は永遠の謎です。
レンジャー:
ペイントで書いた落書き「無題.bmp」が混ざっていました。分類できない「その他」をとりあえず分類したのか、間違えて入れてしまったのかは不明です。
マウスは子どもの手には大きすぎて安定しないので、両手を添えて操作します。
内容に規則性や恣意性が感じられないので、何かを表現しているわけではなさそうです。単純な操作を繰り返すことを楽しめるのも子どもの行動の特徴ですね。ですが、単調でムダに見える動作からも、何かを学習しているのです。子どもをあなどってはいけません。
次は6歳。
自分で管理できるようになってきます。